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臨界質量理論

もみじ

とある論文を読んでいたら「臨界質量」なる言葉に遭遇した。
ウェブリオ辞書の新語時事用語辞典によれば、『原子核分裂の連鎖反応を維持するために最低限必要な核分裂性物質の質量のこと。』だそうだ。

・・・・・・調べたことで余計に意味がわからなくなりそうだ(笑)

もちろん、私が読んでいたのは核分裂の論文ではない。
『女性役員等用の国際比較および女性役員と企業業績・株価の関係〜女性役員比率30%以上の日本企業の株価とROEの分析〜』(大野威氏、2020年3月)である。

その中に
「3名以上の女性役員がいてはじめて企業業績や株価などにプラスの影響を与えることができるとする臨界質量理論については多くの先行研究がその有効性を実証している。」と記されていたのだ。

女性役員の存在と企業業績の関係については、業績が良いと結論づけられる研究も、その逆の結論を示す研究もあるという。
ただし、女性役員が3名以上となると女性役員が企業に良い影響を及ぼすと言えそうだ、ということだと理解した。

女性役員のいる企業の業績が良かったからといって、女性役員の存在が好業績の要因とも限らない。
「3名以下では業績に影響がない」とも言えないだろうし、3名以上いたからと言って必ずしも業績が良くなるわけでもないかもしれない。

でも、もし3名が臨界質量なのだとしたら、試してみる価値はあるのかもしれないと思った。


イマココ
アルガママ

愛、運、縁、恩、感謝。

今日も生かされていることにありがとう。